「肥田金一郎之像」橋本朝秀

2923.6 撮影
タイトル肥田金一郎之像
作者橋本朝秀
設置場所千葉県船橋市 JRA中山競馬場
製作年1937

肥田金一郎は1874年生まれの実業家。福島県出身。父の影響もあり、福島県在住のうちは馬産事業に関わり安達郡産馬畜産組合長なども務め、高山町長も兼任した。肥田はオーストラリアから福島への牝馬の輸入を実現し、福島公営競馬の開設にも成功する。

1920年に帝国競馬協会の理事。1926年に千葉の中山競馬倶楽部に招かれ常務理事に就任。1930年に理事長。中山大障害を創設するなど、現在の中山競馬場の基礎を作った。1936年に現職理事長のまま直腸癌により62歳で逝去。銅像はその翌年に製作された。

橋本朝秀は1899年福島県の現・二本松市出身の彫刻家。1919年に上京し、1928年まで山崎朝雲に木彫を学ぶ。1925年から5年連続で帝展入選。さらに1930年の「法悦」、1931年の「悉地」で帝展2年連続特選をものにした。橋本作品は木彫が多かったようで、現在鑑賞できるパブリックアートはごく限られている。肥田の肖像からは、澄み切った達観のような強さを感じる。天才彫刻家が切り取った一瞬。

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