
| タイトル | 座る女 |
| 作者 | 柳原義達 |
| 設置場所 | 神奈川県平塚市立美術館 |
| 製作年 | 1958 |
柳原義達は、佐藤忠良、舟越保武、本郷新らとともに新制作協会彫刻部を創立し、戦後日本の彫刻界を牽引した彫刻家。
柳原は、戦後まもなくアトリエの火災によりそれまでの創作のほとんどを失った。その失意のなか、柳原は1953年から4年間、パリのアカデミー・ド・ラ・グランド・ショミエールへの留学を敢行し、フランスやイタリアの現代彫刻に衝撃を受ける。帰国後、柳原は作風を一変する。この「座る女」は帰国直後の1958年の作品。戦前の柳原の人物像は端正なものだったようだが、戦後の柳原作品は、人物を極めて単純化したフォルムに存在そのものの生命力を込めるような独特のスタイルに変貌した。
パブリックアートとして今も見ることができる柳原の戦後の作品は、鳩や鴉などをモチーフにしたものが多いが、この「座る女」など人物像は限られている。この平塚の作品は、細部を大胆に単純化したスタイルだが、人物そのものの存在がそのままストレートに伝わってくる。

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