「一雨等潤の図」石川信光

2023.7 撮影
タイトル一雨等潤の図
作者石川信光
設置場所東京都葛飾区 帝釈堂彫刻ギャラリー

帝釈天彫刻ギャラリーには、明治大正期から昭和にかけて活躍した寺社彫刻師10人による見事な胴羽目が展示されている。この作品は、雨の表現が美しい仏教彫刻。説明書きは下記の通り。

一雨等潤の図 薬草喩品第五

佛の慈悲深い教えは、あまねく地上を潤す慈雨と同じです。今、雷神と風神が現れて、雨を降らし、大地には緑があふれ、さまざまな花々が咲きほこります。
天人たちも地上の楽園に舞い降りてきました。

石川信光 作

一心に雨を呼ぶ僧の姿。

2023.7 撮影

風神・雷神の躍動。

大地の潤いを得て、園丁ものどかな表情を見せる。

2023.7 撮影

一心に法華経を信じる心が、乾いた大地に慈雨をもたらすとの教え。

石川信光は江戸時代から続く彫物師の家系を引き継ぐ名前。この作品は、三代石川信光のもの。1884年、東京京橋区材木町に生まれる。三代目は国会議事堂参議院玉座鳳凰彫なども手がけた当時の一流の彫師だった。この彫刻ギャラリーには、三代目石川信光の祖父である二代目石川信光(石川銀次郎)の「多宝塔出現の図」も設置されている。

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