「明治学院記念館」H.M.ランディス

2023.9 撮影
タイトル明治学院記念館
作者H.M.ランディス(Henry Mohr Landis)
🇺🇸アメリカ
設置場所東京都港区 明治学院大学白金キャンパス
製作年1890
備考港区指定有形文化財

明治学院大学には丁寧に保守管理された美しい洋館が複数あり、往時のモダンを現代に伝えている。このランディス設計の洋館の前に立つと、時を超えた恍惚が襲ってくる。

説明プレートは下記の通り。

記念館

入り口に1890(明治23)年の竣工年が刻まれているこの建物は、アメリカ人宣教師H.M.ランディス教授の設計によると言われている。当時アメリカで流行したネオゴシックの総赤煉瓦、フランス瓦葺の二階建で、中には神学の教授室と教室、学院の図書館が置かれた。
建設当時在校した島崎藤村は、小説『桜の実が熟する時』の中で「まだペンキの香のする階段を上って行って二階の部屋へ出ると、そこに沢山並べた書架がある。・・・書架で囲まれた明るい窓のところには小さな机が置いてある。そこへも捨吉は本を借りていって腰掛けた・・・・」と、この建物の中の自身の姿を描いている。
その後、1894(明治27)年の地震で大破したため二階が木造に改築され、現在の煉瓦と木造との連繋構造が美しい建物となった。さらに、近くの建物からの類焼や関東大震災による被災で、尖塔などを何回か修復した経緯もある。1964(昭和39)年には国道一号線の拡幅のためインブリー館と共に現在地に曳家され、今なお小チャペル、学院歴史資料館、会議室、事務室などに活用されている。

1979(昭和54)年、「港区指定有形文化財」指定
2002(平成14)年、東京都「特に景観上重要な歴史的建造物等」指定
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