「宝石のまち甲府」

山梨県甲府市 JR甲府駅
タイトル宝石のまち甲府
作者不明
設置場所山梨県甲府市 JR甲府駅

説明板には次のように記載されている。

宝石のまち甲府

山梨は、甲府市北部の金峰山麓一帯に鉱山群を有し、かつては全国でも有数の水晶の産地でした。山梨県の宝飾産業は、この水晶の加工から始まりました。江戸時代後期、京都の玉づくり職人によって水晶研磨の技法が伝えられ、同時に江戸文化の影響を受けた飾りの技術も入って来ました。明治20年代頃には、水晶の採掘が最盛期を迎えるとともに、水晶工芸と飾りの技術が結びつき新たな発展をみました。明治の後期になると水晶原石の産出量が激減しましたが、大正時代にはブラジルからの水晶原石の輸入が始まり、それを機に山梨の宝飾産業は大きな飛躍を遂げました。その後、伝統的に受け継がれてきた高度な技術力に、時代に対応した新たな感性を取り入れ、山梨の宝飾産業は発展を続けてきました。甲府市内を中心に現在でも数多くの宝飾関連企業が立地し、全国の約3割を占める日本一の貴金属製品出荷額を誇っています。

巨大な水晶の結晶が展示されている。水晶は、二酸化ケイ素が結晶してできた石英のなかでも、特に不純物か少なく透明なものを指す。二酸化ケイ素は岩石の成分としてありふれているが、地下の空隙に純度の高い高温の水溶液が流れ込み、徐々に固まると美しい水晶の結晶ができる。山梨県は火山の多い土地柄で、マグマが固まった花崗岩が地底に広がっている。その花崗岩の隙間に二酸化ケイ素の蒸気が充満し、水晶が形成された。

パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図

コメント

タイトルとURLをコピーしました