「暫 市川團十郎」新海竹太郎

2022.6 撮影
タイトル市川團十郎
作者新海竹太郎
設置場所東京都台東区 金龍山浅草寺
製作年1919(建立)、1986(再建)

1919年に、「劇聖」と呼ばれた9代目・市川團十郎の当たり役「暫」の名場面を銅像にした。作者は、近代彫刻黎明期の名匠・新海竹太郎。この像は戦時中の金属供出のため失われたが、1986年に12代目・市川團十郎により復元された。毎年4月に、9代目の追善法要として、泣き相撲が奉納される。

「暫(しばらく)」は、自分に従わない人々を、清原武衡とその家来が斬殺しようとするところに、「しばらく」という声とともに鎌倉権五郎が登場する。名場面である。リアルで迫力がある力強い作品だ。

作品タイトルは、像に記載されている「市川團十郎」とする。

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