「鉄樹開花(父に捧ぐ)」伊原通夫

2023.8 撮影
タイトル鉄樹開花(父に捧ぐ)
作者伊原通夫
設置場所東京都新宿区 東京都庁第一庁舎1〜2階ロビー
製作年1991

伊原通夫は1928年パリ生まれの彫刻家。アメリカのロックフェラーセンターなど世界各地に大型彫刻作品が置かれ、国際的評価も高い。

伊原通夫の父・伊原宇三郎は1894年生まれ。1925年に海外実習練習生としてフランスにわたり美術を学ぶ。1929年に帰国すると帝展で3回にわたり特選を受賞するなど才能を開花し、東京美術学校講師など教職、また戦時中も戦争画家として活躍した。母の由紀しげ子は1900年生まれ。初め音楽家を目指すが脊椎カリエスのため断念。1924年に伊原宇三郎と結婚。1945年に別居後作家となり1949年に芥川賞を受賞して流行作家になった。

この伊原通夫の作品は「父に捧ぐ」という副題がつけられている。伊原宇三郎は1976年に鬼籍に入っているので亡き父への思いを形にした作品ということになる。金色の5つのキューブが空中に吊られ、広がりを作っている。天空への祈りのようなことを感じる。

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