「城ケ島灯台」フランソワ・レオンス・ヴェルニー

2023.8 撮影
タイトル城ケ島灯台
作者フランソワ・レオンス・ヴェルニー(François Léonce Verny)(初代)
🇫🇷フランス
設置場所神奈川県三浦市 城ケ島灯台公園
製作年1870(設置)、1926(再建)

説明プレートは下記の通り。

城ヶ島灯台

〜東京湾の入り口を照らす灯台~
城ヶ島灯台は、明治3年(1870年)横須賀製鉄所首長フランス人ヴェルニーにより西洋式灯台として設置点灯されました。このレンガ造円形、灯高基礎上5.76メートルの灯台は、大正12年(1923年)9月1日の関東大震災によって、一瞬に建物の基礎から倒壊し、大正15年(1926年)8月1日に改築されたのが現在の灯台です。灯台は船舶が安全に旅行するための大切な施設です。この施設の異常を発見した場合や、何かお気づきの点がございましたら、横須賀海上保安部までお知らせください。

位置 北緯 35度08分06秒
東経 139度36分40秒
光り方 15秒毎に白光を1閃光(単閃光)
光の強さ 31.0万カンデラ
光の届く距離 16.0海里(約29キロメートル)
高さ 地上から灯台頂部 約11.5メートル
水面から灯火約30.1メートル
管理事務所 横須賀海上保安部
電話 046-861-8374

フランソワ・レオンス・ヴェルニーは1837年生まれのフランス人の技術者。1858年にフランスの海軍造船工学学校に入学しフランス海軍に入る。1862年に清の寧波に派遣され、同地のフランス副領事に就任すると、造船所や倉庫、ドックなどを建設し4隻の砲艦を建造する。

幕末、江戸幕府のバックにはフランスがつき、薩長はイギリスと組んでいた。1865年、ヴェルニーは日本に派遣され江戸幕府の命で横須賀製鉄所の創建を担当する。フランス公司ロッシや江戸幕府の俊才・小栗忠順らと協力して急ピッチで建設が進められたが、1868年の大政奉還により江戸幕府は倒れ、建設途中の横須賀製鉄所は新政府に接収された。新政府は工事中断も考えたが、ヴェルニーらの熱心な説得により債務を新政府が引き受け工事は続行された。1871年に横須賀製鉄所は竣工する。また、ヴェルニーは1869年に観音崎灯台の建設を手がけ、以後、野島埼、品川、そして1970年にはこの城ケ島灯台を完成させた。ヴェルニーの灯台は関東大震災で倒壊し現在は2代目だが、明治の新しい風を感じながらヴェルニーが見たこの風景を、150年の時を超えて眺めることができるのは至福である。

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