
| タイトル | 多宝塔出現の図 |
| 作者 | 石川銀次郎 |
| 設置場所 | 東京都葛飾区 帝釈堂彫刻ギャラリー |
柴又帝釈天の彫刻ギャラリーには、法華経の教えを彫刻にした10枚の大きな彫刻が設置されている。それらは全て欅の一枚板からできている。その板を揃えること自体も、現在では難しいだろう。
この仏教彫刻は、釈迦が民衆に仏教の教えを説いていると、地面からにょきにょきと金色に輝く宝塔が生じたという法華経の説話を彫刻にした。中央の宝塔の存在感が素晴らしい。

作品に添えられたプレートは下記の通り。
多宝塔出現の図 見宝塔品第十一
佛の「法華経」を信仰するところでは、多宝塔(多宝如来の塔)が、地面から涌き出してきて人々の信仰を褒め称えます。人々は歓喜にふるえ、一心にその塔を礼拝します。
人々の顔には法悦の微笑みが浮かんでいます。
石川銀次郎 作
石川銀次郎は1853年頃の生まれ。父は弥勒寺音八。銀次郎は初代石川信光の娘婿として石川家に入り、二代目石川信光を継いだ。彫刻師石川家は、石川周信が初代で、二代信豊、三代豊光、四代朝光、五代光明と続き、光明の弟石川信光から分かれさらに、二代目信光(銀次郎)、三代目信光と続いた。なお、この彫刻ギャラリーには、三代目信光の「慈雨等潤の図」も展示されている。

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