「ワルツの塔(ヨハン・シュトラウス2世像)」エドムント・フォン・ヘルマー

2023.7 撮影
タイトルワルツの塔(ヨハン・シュトラウス2世像)
作者エドムント・フォン・ヘルマー(Edmund von Hellmer)
🇦🇹オーストリア
設置場所東京都葛飾区 京成電鉄青砥駅
製作年1921(オリジナル制作)

青砥駅の構内に、ヨハン・シュトラウス2世の銅像が設置されている。葛飾区の友好都市であるオーストリア・ウィーン市のフロリズドルフ区から贈呈されたもの。葛飾区とフロリズドルフ区が友好都市になるきっかけは映画「男はつらいよ」だった。当時のウィーン市長はもともと日本好きだったが、飛行機の機内で見た「男はつらいよ」に感動し、人々の気質が似ているのではと思い、ウィーンの方から葛飾区に申し入れがあり、1987年に友好都市を締結した。

このヨハン像は友好都市締結の記念の品で、1992年の「かつしかシンフォニーヒルズ」落成に合わせて葛飾区に贈られた。オリジナルはヨハンの没後5年にあたる1904年に銅像製作が計画され、1921年にウィーンの中心部にあるシュタットパークに設置された。オリジナルはこの葛飾の像のように柱を背負っているのではなく、広い公園のなか、白亜の門のようなレリーフの真ん中に立っている。レリーフには踊る乙女やカップルが彫り込まれ、ヨハンは金色に輝いており、観光名所にもなっている。

ヨハン・シュトラウス2世は「美しく青きドナウ」などで知られるオーストリアを代表する作曲家・指揮者。バイオリンを弾きながら指揮するスタイルで聴衆を魅了した。この作品も、自由自在に音楽を操るヨハンの魅力を軽やかに伝えている。ただし、老年期にはこの像のようにバイオリンを弾きながら指揮することはなかったというので、事実を形にしたものではないようだ。

「男はつらいよ 心の旅路」は、なんと主人公の車寅次郎がウィーンを旅する話だった。私は劇場で鑑賞した。普段と勝手が違う外国で寅次郎が戸惑う姿がちょっと痛ましく、異色の作品だったと思う。1989年にシリーズ第41作として公開された。友好都市締結の2年後の作品だった。

パブリックアート散歩 – Google マイマップ
ブログ用地図

コメント

タイトルとURLをコピーしました