「街角を明るく、その歴史を大切に」

2022.9 撮影
タイトル街角を明るく、その歴史を大切に
作者不明
設置場所大阪市西区 大同生命大阪本社

説明板より。

街角を明るく、その歴史を大切に

土佐堀川に面するこの地には、かつてW.M.ヴォーリズによる大同生命ビルが優美な姿を見せていました。1937年、多くの人々に惜しまれながらも、新しい時代に向かって建て替えることにいたしました。
1993年、ここに「旧ビルのイメージを継承しつつ、角地の立地性を生かして明るく広々とした空間をまちなみに劇的に提供する」というねらいのもとに、新しく大阪本社ビルとして甦りました。
大同生命の歴史を、現代の最先端技術のもとに過去から未来へとつないでいくこのビルが、角地における建築のあるべき姿の典型となり、あわせてまちなみの歴史を永く伝えていく親しみ深いビルとなることを心より祈っております。

W.M.ヴォーリズは1880年にアメリカ・カンザス州に生まれ。1905年にYMCA派遣の英語教師として滋賀県に着任した。滋賀県で伝導活動に努め、広く慈善事業を行った。1908年に特技を活かし建築設計監督事務所「ヴォーリズ合名会社」を設立。日本各地でアメリカンスタイルの建物の建築を手がけた。また、1913年にはメンソレータムの日本販売の代理店となり、これが「近江兄弟社」のもととなった。

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