「英一番館跡」

2022.7 撮影
タイトル英一番館跡
作者不明
設置場所横浜市中区 シルク博物館

1859年に横浜が開港すると、ジャーディン・マセソン商会上海支店にいた英国人ウィリアム・ケズウィックが横浜に来航。この地に横浜支店を開いた。これが、わが国の外資系企業の始まりと言われている。マセソン商会は鹿島建設の創業者である鹿島岩吉に商館の建設を依頼。鹿島の手により2階建ての洋館が1860年に完成し「英一番館」として親しまれた。商館では海外の珍しい物産を展示して大盛況をみせた。また、1868年に吉田健三が横浜支店長なると、明治政府を相手に軍艦や武器、生糸などの売買で莫大な利益をあげる。1871年に吉田は独立する。後の総理大臣・吉田茂は吉田健三の養子である。

今は方形の石碑だけになってしまったが、この地に立つと在りし日の商館が立ち現れるようだ。

ジャーディン・マセソン商会は現在は日本からは撤退しているが、香港を拠点に一大企業グループを形成しており、アジアでも有数のコングロマリットとなっている。

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