「東京スカイツリー」土屋哲夫、澄川喜一

2022.7 撮影
タイトル東京スカイツリー
作者土屋哲夫(意匠設計)、澄川喜一(デザイン監修)
設置場所東京都墨田区 東京スカイツリータウン
製作年2012

東京の新名所・東京スカイツリーは2012年に開業した。設計は日建設計で意匠設計を担当したのは土屋哲夫、施工は大林組。土屋は、1970年山梨県生まれ。東京大学大学院から1994年に日建設計に入社。イェール大学大学院修了後、アメリカのSOM New York社を経て日建設計に復帰。スカイツリーは高さ634mで、タワーとしては世界一、建物としては世界3位になる。

この東京スカイツリーのデザイン監修者として起用されたのが彫刻家・澄川喜一である。澄川が想起したのは、日本伝統の五重塔と日本刀だという。五重塔はシンプルかつ美しいだけでなく構造的な特質がありそれを参考にした。

スカイツリーは見る場所により左右非対称に見える。例えばこのサイトで取り上げた写真では、脚の部分が、向かって左は反っていて、右は若干膨らんでいるように見える。これが、日本刀などの日本の伝統的デザインである「反り」と「起り(むくり)」に依拠した部分である。スカイツリーの足元が三角形で上部が円という構造にその秘密がある。「反り」と「起り(むくり)」が、スカイツリーに他にはない力強さと優雅さを齎している。

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