
| タイトル | 異・空間 |
| 作者 | 内田晴之 |
| 設置場所 | 東京都板橋区 淑徳幼稚園 |
| 製作年 | 1989 |
内田晴之は1952年静岡県生まれの彫刻家。1976年に京都精華短期大学(現京都精華大学)立体造形コース専攻科終了。京都府在住。
平成元年記念
この彫刻は、大乗淑徳学園百周年専門学校プレ事業の一環として設置された
作品解説
天を突いて直立する三角形の物体は環境に溶け込みながらも、文字通り他とは異なる空間を作り上げ、見る人に様々なイメージを想起させる。注目すべきは、中央のくさびを打ち込んた様なV字形。一点で支えられ、永久磁石の反発力で宙に浮かんでいる。風が吹くと微妙に動く様は、異次元的な造形を試みる作者の意図を反映している。
三つの三角形が、目に見えぬ関係で支え合う形態は、本校・父母。卒業生、三者が一体となり、伸び行く淑徳保育生活文化專門学校の象徴と言える。
寄贈 昭和62,63年卒業生一同
大乗淑徳学園は「大乗仏教精神」を建学の礎に据えた学校。1892年に浄土宗の尼僧・輪島聞声により淑徳女学院として創立された。当時、公立の女子高等学校が各県に設立されたが、良妻賢母を教えることに力を入れていた。これに対し、私学では女性の社会進出を支援する学校が現れた。1900年に津田梅子により津田塾大学の前身となる女子英学塾が創立。女子英学塾は高等教育の学校だが、淑徳女学校は中等教育の分野で女性の社会進出を目指した。輪島聞声は「進みゆく時代のなかで、有為な人になれ」と説いた。なお、1965年に設立された淑徳大学は、男女共学の大学としてスタートした。

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