
| タイトル | 自由学園明日館講堂 |
| 作者 | 遠藤新 |
| 設置場所 | 東京都豊島区 自由学園明日館 |
| 製作年 | 1927 |
| 備考 | 重要文化財 |
自由学園明日館の講堂は、フランク・ロイド・ライトの弟子である遠藤新の設計による。
遠藤新は1889年福島県生まれの建築家。東京帝国大学建築学科卒業。1915年から明治神宮造営局に勤務。1917年に、帝国ホテルの設計をすることとなったフランク・ロイド・ライトの事務所に入所し、チーフアシスタントとして帝国ホテルの設計・建設に携わった。1919年にライトに伴って渡米、翌年帰国。ライトの帝国ホテルの設計は近代設備を取り入れた先進的なものだったが、ライトの設計が何度も変更され工期が延び、建設費もかかりすぎてしまった。旧館の火災という不運も重なり、新館の竣工を急ぎたい経営陣によりライトはチームから外され、最終的には遠藤が責任者となり帝国ホテルは完成した。
自由学園明日館の本館も、基本設計はライトが行い、実施設計は遠藤が担当した。この講堂は、1922年に独立して設計事務所を構えた遠藤が単独で設計したもの。ライトの好んだプレーリースタイル(草原スタイル)の特徴がよくでている心地よいデザイン。縦に切られた窓が圧倒的な採光を生む開放感あふれる建物である。
遠藤は、独立した後も尊敬するライトの様式を取り入れた建物を数多くつくり、ライトの使徒と呼ばれた。その輝きと広がりは、今も色褪せない。

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