
| タイトル | 銀座出世地蔵尊(分身像) |
| 作者 | 粛粲寶(原画)、岩城信嘉(彫刻) |
| 設置場所 | 東京都中央区 銀座三越9階テラスガーデン |
| 製作年 | 1976 |
銀座出世地蔵に寄り添うように立つこの巨大な分身像は、粛粲寶の原画をもとに、岩城信嘉が彫刻を施したもの。
粛粲寶は、本名を水島太一郎といい、1902年に新潟に生まれる。洋画家の黒田清輝、日本画家の小林古径に師事する。その後一時画業を離れて奈良の善光寺で寄食生活を送る。この古刹での体験が、その後の粛粲寶の表現の源になる。
岩城信嘉は1935年に、富山県南砺市の200年続く石工の家に生まれる。高岡工芸高校を卒業した後、10代目としと石材業を継ぎながら、彫刻家としても活動した。1983年には宇部の現代日本彫刻展で大賞を獲得するなど、石の彫刻の分野で力を発揮した。50歳を前に、岩城はアースワークに取り組み始める。アースワークとは、波打ち際に巨石を立てて自然に倒れるまでをアートにするなど、物と自然の働き自体を作品とするもの。
この分身像は、素朴な味わいがしみじみと伝わる。

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