
| タイトル | 冬の旅 |
| 作者 | 佐藤忠良 |
| 設置場所 | 東京都杉並区 永福町駅 |
| 製作年 | 1985 |
彫刻家・佐藤忠良はここ永福町にアトリエを構えていた。この「冬の像」の傍らに説明プレートが添えられている。
彫刻家 佐藤忠良
一永福町にアトリエを構えて一
佐藤忠良(1912年~2011年)は、1981年日本人としては初めて、パリのロダン美術館に招かれ個展を開いた、日本を代表する彫刻家です。西洋から入った近代彫刻の中で、身近な庶民を題材に生命感溢れる人間像を創り上げ、真の日本人を表現した作家と評価されています。
1959年、永福町に外光を取り入れた、天井の高いアトリエを構えました。以来、ほぼ終日このアトリエで仕事をすることを喜びとしてきました。「自然が僕の先生」という佐藤は、周辺のスケッチにもよくでかけました。
また、永福町の住人として、この町の人々の暮らしを大切に考えた佐藤はお正月には手書きの年賀状を、自転車で自らご近所に配っていました。「一人の人間として普通に暮らし、いろいろ幅広い勉強をして、コツコツ叩き上げる誠実な努力の積み重ねから、最後にしたたり落ちるのが真の個性だ」という信念そのままに生きてきました。
その清廉な人柄を敬愛して人々は、この彫刻家を「忠良(ちゅうりょう)さん」と呼んでいます。忠良さんを慕って大勢の人が永福町のアトリエに集います。
佐藤忠良の信念から生み出された数々の名作は、全国の美術館初め、街角や丘の上や川べりに凛とした姿で立っています。
ここに立つのは「冬の像」、佐藤73歳、彫刻家として最も充実していた時代の作品です。
平成23年3月 杉並区
その人となりが伝わるようで、自分も嬉しい気持ちになった。

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