タイトル | 小栗上野介忠順 |
作者 | 朝倉文夫 |
設置場所 | 神奈川県横須賀市自然人文博物館前庭 |
製作年 | 1985 |
小栗は、幕府存続と日本発展のために命をかけた幕末の天才。江戸の旗本の家に生まれた小栗は、17歳で江戸城に登城すると、すぐに頭角を現わした。日米修好通商条約批准のため渡米。帰国後は、要職を歴任し、幕府の財政再建、洋式軍隊の創設、そしてここ横須賀の横須賀製鉄所の設立などに成果をあげた。
小栗は、戊辰戦争のさなか、薩長と徹底抗戦することを慶喜に進言して罷免される。群馬に土着して暮らそうとしたが、反乱を疑われ、高崎藩に捕縛されると取り調べもないまま斬首された。
横須賀製鉄所は製鉄所という名前だが実際は造船所であり、数年後には横須賀造船所と名前も変えた。実は、この小栗の作った造船所のドックは、今でも米軍横須賀基地内で稼働している。1号ドックが完成したのは1871だった。何とも優れたドライドックである。
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