「ヴェールを持つヴィーナス」オーギュスト・ルノアール

2022.7 撮影
タイトルヴェールを持つヴィーナス(Venus Au Voiles)
作者オーギュスト・ルノアール(Pierre-Auguste Renoir)
🇫🇷フランス
設置場所大阪市中央区 御堂筋彫刻ストリート
製作年1914

ルノワールは、晩年はリウマチを患い手足の自由がきかなくなり車椅子生活を送るようになる。絵筆を自由に振るえなくなったルノアールは、彫刻家リシャール・ギノの協力のもと、晩年に15点の彫刻作品を残している。この「ヴェールを持つヴィーナス」はルノアールが73歳の時の作品。

ルノアールはまず、自作のタブローの「パリスの審判」をモチーフに彫刻製作を始めたが、この御堂筋の「ヴェールを持つヴィーナス」や、静岡駅前などにある「勝利のヴィーナス」などがそれに当たる。安定感があり、ルノアールの愛した豊穣な喜びを全身で味わえる。

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