
| タイトル | 母と子(Mother and Child) |
| 作者 | 李雲植(Lee Woon Sik) |
| 🇰🇷韓国 | |
| 設置場所 | 東京都港区 麻布十番商店街 |
| 製作年 | 1996 |
| 備考 | 微笑みのモニュメント |
麻布十番の周辺には大使館が多い。地下鉄(南北線・大江戸線)が開通する2000年を控えた1996年、12の大使館に協力を仰ぎ、麻布十番商店街に「微笑みのモニュメント」が並べられた。どれも個性的で面白い。
この作品は「母と子」。李雲植の作品。母と子の温かい交歓。その膝の上にいるだけで心が弾む。
李雲植は1932年生まれの大韓民国の彫刻家。ソウル大学校美術学校卒業。1960年代に、鉄やブロンドを溶かして接合するウェルディング(溶接)彫刻の先駆者として活躍。1980年代に石彫、イタリア留学を経たのちは大理石彫刻による作品を製作するようになる。
1963年に現代彫刻グループ「原形会」を創立。
1972年には「現代空間同人会」結成。1985年、韓国彫刻家協会の創立を主導し、のちに第2代・第9代会長などを歴任した。また、1975年から江原大学校の美術教育科の教授を務め、芸術大学長、同校名誉教授など教育者としても足跡を残した。
この作品には、円筒や平面などを使った単純化が施されている。それが異化をもたらし、人物の心情がより確かにに伝わるのではないだろうか。母と子それぞれのほんの僅かな笑みは、まるで悟りを開いた古代の仏像のようだ。

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