「青年」菊池一雄 - パブリックアート散歩

タイトル	青年
作者	菊池一雄
設置場所	東京都港区　慶應義塾大学三田キャンパス
製作年	1948

説明板が添えられている。

菊池一雄
青年
1948年ブロンズ
坂本直樹君寄贈（1949）

昭和期の重要な具象彫刻家の一人、菊池一雄の代表作で、第1回毎日美術賞受賞作品。終戦後、新しい三田キャンパスの建築を手がけた谷口吉郎が新制作派協会展出品のこの像に目をとめ、ブロンズに鋳造後、1949年竣工の旧四号館の前庭に設置された。応召中に喉を潰した声楽家志望の青年をモデルとする像は憂いを含んだ表情を見せる。構内建築物の改変にともない、青年像は場所を移したが、台座の大きさと高さは谷口の望んだ形を継承している。