
タイトル | 西郷南洲・勝海舟会見の図 |
作者 | ルイ・フランセン(原画・監修) |
🇧🇪ベルギー 🇯🇵日本 | |
設置場所 | 東京都港区 JR田町駅 |
製作年 | 1975 |
JR田町駅に設置された、陶板とガラス・モザイクによる作品。西郷隆盛と勝海舟の会見を描いている。
西郷南洲・勝海舟 会見の図
時は慶応4年(1868)3月14日、幕府の軍事取扱勝海舟は薩摩蔵屋敷に於て、官軍の大総督府参謀西郷南洲と最後の会見を行ない、戦火が招く江戸市民の災厄と諸外国の内政干渉とを絶対に避けるべしと説き、両雄互いに憂国の誠意にうたれ、ついに江戸総攻撃は中止された。その蔵屋敷跡に現在建っている三菱目動車ビルの前庭には『会見の地』の碑がある。『当駅正面交差点右折、歩いて二分』
薩摩藩蔵屋敷で行われたこの会見により官軍と幕府軍の全面対決は回避され、歴史上でも稀な無血開城が実現し、江戸市街と市民150万人の人命は無事に守られた。会見が行われたのは1868年(明治元年)3月13日と14日。3月15日に予定されていた官軍による江戸総攻撃の直前だった。総攻撃と徹底抗戦が行われていたら、首都は荒廃し、有為の人財も斃れ、明治以降の日本の歩みは全く違ったものになったと思う。ルイ・フランセンによる壁画は、色彩豊かで絢爛。歴史の分岐点となったその日をダイナミックに描いている。
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