「空間の面」秋山礼巳 - パブリックアート散歩

タイトル	空間の面
作者	秋山礼巳
設置場所	東京都八王子市　西放射線ユーロード
製作年	1978

秋山礼巳は1937年生まれの彫刻家。広島出身。武蔵野美術大学卒業。石や金属を使った幾何学的な作品を手がけた。1965年に二科展特選を受賞すると、その年から渡欧。ドイツやフランスで精力的に作品を発表し、高い評価を得る。1978年、カールスルーエ国立美術アカデミーで教鞭をとり、1981年には彫刻科の教授に任命される。日本人でドイツの国立の美術大学の教授になったのは秋山が初とのことだ。1983年にはドイツ芸術家協会よりデフェット賞を受賞した。

この作品は1978年の製作。ちょうど、秋山はドイツの大学で教え始めた年にあたる。第2回八王子市彫刻シンポジウム出品作品。歪んだ窓枠のように、正しいと思っていることが、本当は歪んだりしていないかを問いかける作品とのこと。