「求心」安田周三郎 - パブリックアート散歩

安田周三郎は1906年生まれ、1981年没の彫刻家。母方の祖父は、安田財閥創始者である安田善次郎。父は安田財閥を引き継いだ安田善三郎である。兄に、画家の安田岩次郎と歌舞伎の13代目片岡仁左衛門(人間国宝)がおり、妹の娘はオノ・ヨーコである。

周三郎は、東京美術学校を卒業し彫刻家となる。日展の審査員なども務め、教育者としては横浜国立大学の教授として後進の育成に当たった。

この作品は、みずみずしい女性像である。両腕で胸を抑え、高まる心を落ち着かせようとしているのか。意識は前を向いている。