
| タイトル | 万葉歌碑 |
| 作者 | 高橋虫麻呂 |
| 設置場所 | 千葉県市川市 手児奈橋親水テラス |
| 製作年 | 1999 |
高橋虫麻呂は奈良時代の歌人。生没年不明。その生涯はよくわかっていない。万葉集には長歌や旋頭歌を含めて34首が入集している。その後歴代の天皇によって撰せられた勅撰和歌集には入首していない。奈良時代の美女・手古奈を詠んだ歌は次のもの。
かつしかの真間の井を見れば 立ちならし 水汲ましけん 手児名し思ほゆ
葛飾にある手古奈ゆかりの真間の井戸を見てみれば、何度も通って水を汲んでいた手古奈を思いおこすとの意味。「立ちならし」は「立ち平らし」で何度も踏んで地面を締め固めることを指す。虫麻呂は、実際に手古奈の井戸を訪れ、その踏み固まった井戸端を目にして歌に詠んだのではないだろうか。伝説の井戸の前で満足げな虫麻呂のしたり顔が目に浮かんでくる。


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