「トリケラトプス」

2023.5 撮影
タイトルトリケラトプス
作者不明
設置場所静岡県伊東市 小室山恐竜広場

白亜紀後期を代表する鳥盤目の草食の巨大恐竜。7000万~6600万年前に北米大陸に生息してるいた。

白亜紀後期はトリケラトプスやティラノサウルス、アンキロサウルス、ディプロドクス、タルボサウルス、ヴェロキラプトルなと、多種多様の恐竜たちが地上の春を謳歌していた。しかし、地球史上5回あった大絶滅の最新となる白亜紀末の大絶滅により、僅かに恐竜の末裔である鳥類を残し、恐竜の仲間は全て滅んでしまった。6600万年前に起こったこの白亜紀末の大絶滅で、恐竜だけでなく、地球上の動植物のうち3/4の種が絶滅し、ワニやカメなどの一部変温動物を除き、体重25kg以上の全ての四肢動物は死に絶えたと言われている。

大絶滅の原因はユカタン半島に小惑星(彗星)が衝突したことによる。衝撃で土砂が舞い上がり太陽光を遮ったことで、植物プランクトンや地上の植物が光合成できなくなった。インドのデカン高原でもちょうどその頃大規模な噴火が起こり、火山灰が地球を覆った。酸性雨も降り注いだ。気温は急激な寒冷化(8℃〜11℃の低下)のあと、急上昇した。地球は生物にとって過酷な環境となった。そして、大恐竜たちが絶滅した無人の大地に進化を爆発させたのが、生き残った哺乳類たちだった。

もし、6600万年前にユカタン半島に小惑星が落下していなければ、この丘にも、本物のケラトプス類が闊歩していたのではないか。そして、私たち人類も進化途上のネズミとしてただ逃げ回っていたのではないだろうか。

このウェブサイトは、私が見たパブリックアートを古い順にアップしているのでたまたまではあるが、現在、上野の国立科学博物館で「大絶滅展」が開催中で、私も見に行ってきました。素晴らしい展覧会だった。

なお、年末年始に入るので、次回の記事アップは来年1月5日になります。

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