
| タイトル | お馬の湯 |
| 作者 | 不明 |
| 設置場所 | 静岡県伊東市 湯の花通り商店街 |
| 製作年 | 1991 |
伊豆の伊東温泉には猪戸湯、和田湯、出来湯という3つの源泉があり、江戸時代から「伊東三湯」と呼ばれてきた。いま、源泉を保っているのは和田湯だけとなり、この出来湯と猪戸湯は枯れてしまった。
このモニュメントは出来湯跡を記念したもの。かつては、馬も気持ち良く湯を浴びたので、お馬の湯とも呼ばれた。いなないている馬2頭の様を、喉側から見ているのだろう。伊東にゆかりの深い重岡建治の作風に近いと思うが、今のところ作者は不詳である。
説明板が添えられている。
お馬の湯 北原白秋
ゆっくらゆっくら、
お馬の湯
お湯はたんぼの
稲のなか、
お馬首出せによっぽりと
よいながめだなぁとさ。
明治末頃、この付近は一面田んぼであり、その中にお湯の池がありました。当時、村人たちが農作業の帰り、人馬ともども一日の労働の汗を、この池で洗い流していたところから、里人が「馬湯」又は「馬の湯」と呼びました。
童謡「お馬の湯」は、昭和4年「伊東音頭」「伊東小唄」の作詩を依頼された北原白秋が、市内の旅館に一週間ほど滞在したおりに、このほほえましい光景に感動して、作詩したものといい伝えられています。
このモニュメントは、「馬湯」にちなみ、馬を題材に制作しました。
平成3年3月吉日
伊東市
パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図


コメント