
タイトル | 地層断面柱状モデル・長沼団地 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都八王子市 コニカミノルタサイエンスドーム(こども科学館) |
八王子の様々な地層の標本展示。これは長沼団地の地層の断面。標本上部のパネルには団地が描かれている。この標本には、4つのキャプションがマークされている。
標本のかなり上の方に記されているのは「平山層」。上総層群に属する地層で、海に堆積した砂や泥が層になったもの。かつては、この長沼団地あたりは海の底だったということ。
標本の下の方に3つのキャプションが読める。上から「クロスラミナ」「貝化石(ホタテガイなど)」「大矢部層」だ。クロスラミナは日本語では斜交層理、斜交葉理と呼ばれるもので、泥や礫などが斜めに交差しながら積み重なっているもの。クロスラミナの層ができているということは、水流か風などの、何らかの波の影響を受けているという事になる。この時期は波打ち際があり海が浅かったということ?あるいは海流が強かったのだろうか。
大矢部層も古代の泥の堆積によるもので、海の底に蓄積した泥岩の層。新生代古第三紀ごろのものとされている。その層にホタテなどの化石が見えている。
平山層が堆積したのは1700万年以前の時代で、大矢部層は2,300万年前から約6,600万年前までの新生代古第三紀に形成された。このあたりが、ずっと海の底だったということだ。
(参考・平山層-大矢部層)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosocabst/2008/0/2008_0_156/_pdf/-char/ja
(参考)クロスラミナ

クロスラミナ(斜交層理)|ちがくたす
クロスラミナ(斜交層理) 層理面と斜交する縞模様が特徴の堆積構造 斜交している縞模様を切っている方が上位で、切られている
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