タイトル | 不明 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都大田区 JR大森駅東口 |
大森は、かつて海苔の大産地だった。
大宝律令(飛鳥時代)にも記載されるなど古くから海苔は食されていたが、江戸時代に入ると、浅草で採取される浅草海苔が人気を博した。綱吉の時代に浅草での海苔採取が禁止になると、漁家が大挙して大森に移ってきたようだ。大森は河口なので海水の栄養分が多く良い海苔がとれ、一時は2000人の海苔漁師がいたという。
しかし、高度経済成長がすすむ1963年、大森の海岸一帯は埋め立てられ、大森の海苔産業は消滅した。この時、操業していた海苔船は700隻に及んでいたという。
いま、養殖海苔の主流はスサビノリになり、アサクサノリは絶滅危惧種になってしまった。
このモニュメントはタイトルなど不明だが、ありし日の海苔舟をモチーフにしているのでないかと思う。
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