
タイトル | 徳川好敏之像 |
作者 | 市橋敏雄 |
設置場所 | 東京都渋谷区 代々木公園 |
製作年 | 1964 |
徳川好敏は日本で初めて飛行機で空を飛んだパイロット。
好敏は清水徳川家8代目当主でもある。1884年生まれ。陸軍士官学校を卒業し、1903年に陸軍工兵科に入隊。1904年に勃発した日露戦争では、鴨緑江で戦った。1909年に工兵大尉。1910年4月に、フランスに渡り、日野熊蔵とともにアンリ・ファルマンの航空学校で航空技術を学ぶ。
1910年12月19日に、徳川好敏は日本で初の飛行機による航空を成功させた。乗ったのはフランスから輸入したアンリ・ファルマンⅢ。同日は日野熊蔵も飛んだが、この日先に飛んだのは好敏だった。好敏は、その後は陸軍のなかで航空学校の教官として航空技術者の育成と航空機の研究開発に一生を捧げた。1928年に男爵。1938年には航空兵団司令官。1939年に予備役となるが、1944年に招集され、1945年の終戦後まで陸軍航空士官学校長を務める。戦後、公職追放となる。
市橋敏雄の手によるこの胸像は、日本初の飛行を果たした好敏の、未来を見つめる若々しい誇りが感じられて好ましい。
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