タイトル | 石橋正二郎氏之像 |
作者 | 清水多嘉示 |
設置場所 | 東京都中央区 アーティゾン美術館 |
製作年 | 1970 |
石橋正二郎はブリヂストンの創業者。1889年に福岡県久留米市に生まれる。実家は着物や襦袢を縫う仕立て屋だった。家業を継いだ正二郎は、足袋の専門メーカーとして家業を発展させ、さらにズック靴のトップメーカーとして成長させた。1929年に、ゴム靴の機械をもとにゴムタイヤを試作、1930年には初の国産タイヤの製造に成功する。1931年にブリヂストンタイヤ株式会社を設立すると、世界有数のタイヤメーカーとして成長を続けた。
石橋が美術の世界に足を踏み込むきっかけになったのは、高等小学校時代の図画教師である洋画家・坂本繁二郎だった。坂本は、夭折した同郷の天才画家・青木繁の作品の散逸を惜しみ、共感した正二郎は青木の作品を集めるようになる。正二郎の美術への関心は高まり、貴重な石橋コレクションにつながっていく。
個人的なことではあるが、かつてブリヂストン美術館の近くに職場があり、常設展示など、よく見にきていた。セザンヌやモネ、ピカソ、佐伯祐三など強く印象に残っている。氏の眼力には、心から敬服と感謝をしております。
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