「ライオン像」エドウィン・ランドシーア

タイトルライオン像
作者エドウィン・ランドシーア(Edwin Henry Landseer)(オリジナル)🇬🇧イギリス、レナード・スタンフォード・メリフィールド(Leonard Stanford Merrifield)(型取り) 🇬🇧イギリス、アーサー・ブライアン・ボルトン(Arthur Bryan Burton)(製作)🇬🇧イギリス
設置場所東京都中央区 日本橋三越
製作年1867(オリジナル)、1914(複製)

三越開店にあたり、当時の支配人・日々翁助は欧米を視察して回った。三越のライオンの原型はロンドンのトラファルガー広場のネルソン提督の足元にいる4体のライオン像。日々は、開店する三越百貨店の玄関を飾るモニュメントとして、このライオンの複製をイギリスで発注した。型取りしたのはメリフィールドで、ボルトンが鋳造した。ライオン像が完成したのは1914年。発注してから3年の歳月がかかった。

オリジナルのライオン像を製作したランドシーアは、1802年に生まれたロンドンの画家。動物画を得意とし、特に犬の絵の第一人者だった。ランドシーアと呼ばれる犬種まである。若くして天才と呼ばれたが30代で神経衰弱を患い、晩年までメンタル不全に苦しんだ。ネルソン塔が作られたのは1849年だがライオンが加えられたのは1867年。ランドシーアの晩年である。1873年にランドシーアの訃報が伝わると、街の家々には半旗が掲げられ、トラファルガー広場のライオンには喪章が掛けられ葬送が執り行われた。

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