タイトル | 明(めい) ー Sun and Moon ー |
作者 | 和泉正敏 |
設置場所 | 東京都千代田区 東京ミッドタウン日比谷 ステップ広場 |
製作年 | 2018 |
和泉正敏は1938年に花崗岩の名産地・香川県牟礼町の石材店に生まれる。1964年にこの地を訪れたイサム・ノグチが和泉の運命を変えた。イサムは、和泉の石を扱う腕を見込み作品の製作パートナーとして和泉と共同製作を始める。1969年にイサムは香川県にアトリエを開き、和泉の力を借りて多くの珠玉の作品を生み出した。和泉もイサムの才能から影響を受け、独特の創造性を発揮した庭園などを製作した。
和泉はイサムについてこう語っている。「彼は重い石を軽く見せ、硬い石を柔らかく、動かない石を動かしているように見せようとしていました。私は彼を通じて石へのアプローチを学びました」
この日比谷の作品は本当に魅力的だ。特に夜見ると照明が素晴らしく、石の中の柔らかで力強いエネルギーを肌で感じる。また、表面のざらつきと内面の細かい石肌のニュアンスの違いが、妙味をだしている。イサム・ノグチにひけをとらない傑作だと思う。和泉の実作を見れる場所は限られているので、貴重な一作である。
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