タイトル | 松本治一郎像 |
作者 | 佐藤忠良 |
設置場所 | 東京都中央区 部落解放同盟中央本部 |
製作年 | 1982 |
松本治一郎は「部落解放の父」と呼ばれた社会活動家・政治家。1887年福岡県生まれ、1966年没。自らも差別の苦しみを経験するなか、被差別部落の解放を目指し、誰もが差別されない社会の実現のために一生を捧げた。1922年に全国水平社が設立され、松本は1923年に第2代委員長となる。その後、衆議院議員3期、参議院議員4期と30年にわたり国政に身を投じた。1955年に部落解放同盟初代執行委員長に就任。座右の銘は「不可侵 不可被侵」。自分が差別しないだけでなく、差別されないことも大切とは、けだしである。
忠良さんの肖像彫刻は初めて見たが、さすがに人物の深みがよく表現されていると思う。「オヤジ」と呼ばれた親分肌の松本の、懐の深さと人情の厚さが伝わってくるようだ。
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