「天使の笛」北村西望

2022.8 撮影
タイトル天使の笛
作者北村西望
設置場所東京都武蔵野市 井の頭自然文化園
製作年1982

「天使の笛」は、1982年の製作。台座に次の文字が埋め込まれている。

天女の笛に題す

耳をすますと 
  どこからともなく 
 何とも言えない
音がきこえてくることがある
あれは世に言う 
 天女の笛では 
  あるまいか

昭和五十七年
  白寿 西望塑人

白寿は99歳である。駿馬に横座りするお得意のスタイルで天女に笛を吹かせている。老境の大家の夢見るような作品。苦しくとも、天女の笛の音が聞こえてきたら、なんとでもなる。そう思せてくれる勇気の作品。

このサイトでは、飯田橋、北区役所に次ぐ3度目の登場。北区の作品は「昭和57年白寿」と標記されており、井の頭と同じである。西望は井の頭の前には北区に長く住んでおり、西望が北区の要請により製作したものと推定される。飯田橋のものは「昭和60年 満百歳」となっているので、再鋳造したのかもしれない。

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