「無散水消雪道路記念碑」峯田義郎

2022.7 撮影
タイトル無散水消雪道路記念碑
作者峯田義郎
設置場所山形県山形市役所
製作年2008

昭和30年代に普及した地下水による散水消雪システムは、地下水枯渇や地盤沈下を招くだけでなく、道路が水浸しになるという弊害があった。山形市では、地下水を地表近くのパイプを通し排熱させ、その水を地下に戻すという「山形方式」の消雪システムを開発した。この像は、その記念碑。

1990年以降の峯田義郎は、人物は添え物になり、物体が主体となる作品群を生み出した。この記念碑は消雪道路そのものを主人公とした作品で、街ゆく人の群像も相まって後期の峯田の大きな成果となる作品だと思う。箱庭のような街が無限に続く錯覚を覚える。無散水消雪を享受する人々の普段着の幸せが伝わってくる。

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