「安井誠一郎像」北村西望

2022.6 撮影
タイトル安井誠一郎像
作者北村西望
設置場所東京都台東区上野 東京文化会館
製作年1966

安井誠一郎は1891年岡山県生まれ。はじめ内務省の官僚として地方行政や警察行政に関わり、占領下の朝鮮半島の経営にも参画し、新潟県知事なども経験した。

戦後間もない1946年に最後の官制の東京都長官に就任。翌1947年4月に初めて行われた公選で東京都長官に当選。さらに、同年5月の地方自治法改正により初代の東京都知事に就任した。まさに、戦争で焼け野原になった東京の戦後復興に全力で当たった政治家である。食糧確保、カスリーン台風被害の対処のほか東京オリンピックの誘致も決めた。3期12年の任期を全うし、1959年の知事選には立候補しなかった。

北村西望の手は、未来の東京を希望を持って見据える安井の顔貌を鮮やかに浮きあがらせた。

安井の遺業となった東京文化会館創立を記念して、会館の正面横に安井の像は立っている。

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