「日蓮上人説法像」北村西望

2022.7 撮影
タイトル日蓮上人説法像
作者北村西望
設置場所東京都大田区 長栄山大国院本門寺
製作年1983

池上本門寺は日蓮上人が入滅した場所である。病気療養のため本拠地の身延山から常陸の国に向かう旅の途中、この場所に居を構えていた池上宗仲の元で息を引き取った。そののち、池上宗仲はこの一帯の土地を寄進し本門寺が造営された。

この日蓮上人像は、宗祖七百遠忌記念として1983年に富山県新湊市の黒谷美術株式会社より奉納された。製作は彫刻界の巨人・北村西望。西望は1884年生まれなので、100歳目前の作品である。

右手を高く振り上げ、堂々とした体躯で前を見据えている。西望入魂の快作である。

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