「イヴ」オーギュスト・ロダン

2022.7 撮影
タイトルイヴ(Eve)
作者オーギュスト・ロダン(François-Auguste-René Rodin)
🇫🇷フランス
設置場所大阪市中央区 御堂筋彫刻ストリート
製作年1883

ロダンは近代彫刻の改革者。それまで、主に形の美しさや神話の物語性を重視してきたが、ロダンは人間の内面の心の動きを鮮烈に表現した。このエヴァは、快楽の象徴であるリンゴをアダムとともに食べて楽園を追放された。その、身を捩るような苦悩と後悔がこの作品からも鑑賞者に伝わってくる。ロダン自身、この頃、妻と愛人との三角関係で苦悩していた。快楽の代償を身をもって感じていた。

もともとは、大作「地獄の門」の両側に「アダム」とともに配置される予定だった。

弟子のブールデルと合わせて鑑賞できるのも、この御堂筋彫刻ストリートの魅力的なところだ。

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