「母子地蔵」ちばてつや

2022.6 撮影
タイトル母子地蔵
作者ちばてつや(デザイン)、森田拳次(題字)
設置場所東京都台東区 金龍山浅草寺
製作年1997

第二次世界大戦の戦禍で、満州で尊い生命を失った母と子の鎮魂ため、「まんしゅう地蔵建立委員会」により建立された。

呼びかけ人は満州引き上げ者や中国残留孤児の支援活動を行っていた千野誠治。この呼びかけに、ちばてつや、赤塚不二夫、上田トシコ、森田拳次ら旧満州出身の漫画家が賛同、協力した。

ちばは、6歳で満州から引き上げた。父の知り合いの中国人に匿ってもらい、一家揃ってなんとか帰国することができたが、ギリギリの脱出行だったという。

究極の試練のなかでも、ちばの母子像は慈愛に満ちている。

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