
タイトル | 旧前田邸洋館 |
作者 | 塚本靖(設計監督)、高橋貞太郎(設計)、雪野元吉 |
設置場所 | 東京都目黒区 駒場公園 |
製作年 | 1928 |
備考 | 重要文化財 |
説明板を転記する。
洋館
重要文化財(建造物)
平成25年(2013)8月7日指定
留学や駐在武官としてヨーロッパ滞在の長かった前田利為侯爵は、駒場本邸(洋館)を内外の賓客をもてなすにふさわしい邸宅として、昭和4年(1929)に竣工しましたが、当主一家の住居でもありました。設計は高橋貞太郎です。鉄筋コンクリート造地上2階・地下1階建で、当時最新の設備を取り入れる一方、外観はイギリス貴族の館であるカントリー・ハウス風の意匠とし、伝統的で重厚なイギリスのチューダー様式でまとめています。外装は石川県小松市産の凝灰岩である大華石(たいかせき)やスクラッチタイルで装飾されています。第二次世界大戦中に前田侯爵が戦死し、戦後は一時期連合国軍GHQが司令官の事務所などとして使用しましたが、内外部とも創建当時の状態を良く留めています。隣にある和館とは、外廊下でつながっています。
前田邸建築にあたっては、東京帝国大学教授で工学部長の塚本靖が設計監督としてチームを率い、洋館の設計は高橋貞太郎、和館の設計は佐々木岩次郎、和館茶室の設計は三代目木村清兵衛が行い、雪野元吉などの精鋭が加わった。
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