戸山ヶ原(飛行機と飛行船)

2022.8 撮影
タイトル不明
作者Y
設置場所東京都新宿区 コズミック通り
 明治43年 日野陸軍大尉が発明・製作した飛行機の実地試験が行われました。

 昭和4年 ドイツの飛行船グラーツ・ツェッぺリン号が世界一周の途中日本を訪れた時は大人も子供も一日中ここで空を見上げていたそうです。

タイルには、日野熊蔵中尉のことが書かれている。1910年3月に、日野は戸山ヶ原で自作の単葉機の実験をするものの失敗している。これが日本初の飛行機実験だった。

陸海軍の臨時軍用気球研究会では国産の飛行機の開発が進められていた。陸軍所属の日野もそのメンバーだったが、日野中尉の実験と同年の1910年10月30日に、ここ戸山ヶ原演習場で別の国産機の試運転も行われた。開発したのは同じく研究会メンバーで海軍所属の天才エンジニア・奈良原三次。研究会の決定により25馬力のエンジンしか使えなかったため10月30日の試運転は出力不足により失敗に終わった。奈良原の開発した複葉機「奈良原式1号」も日本国内初飛行は叶わなかった。

1910年12月19日、日本で初めて飛行機が飛んだ。輸入機であるフランス製のアンリ・ファルマン機である。代々木の練兵場がその舞台、飛んだのは徳川好敏と、3月に自作の飛行機で飛べなかった日野熊蔵だった。日野が乗ったのは、ドイツ製のハンス・グラーデ単葉機だった。

翌年1911年5月5日に、所沢練兵場で、フランス・ノーム社の50馬力のエンジンを積んだ「奈良原式2号」は日本初の国産飛行機として大空を駆け抜けた。前年10月の実験で50馬力のエンジンを使っていたら、日本の飛行機の初飛行は国産の機体だったかもしれない。歴史の綾である。

ここに設置されているタイルには、グラント将軍のこと、洋式競馬のこと、ツェッペリン号のことなど、楽しく書かれている。1879年(明治12)にグラント将軍の来日に合わせ、突貫工事で洋式競馬場を戸山ヶ原に作った。これが近代競馬の源流になる。彫刻は軍靴、ゲートルと双眼鏡だろうか。こういうモニュメントを見て歩くのは本当に楽しい。

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