「メトロ壁画(仮)」

2025.11 撮影
タイトル不明
作者不明
設置場所東京都江戸川区 東京メトロ葛西駅東口

地下鉄博物館の側壁にある壁画。作家などは不明。

ど真ん中の意匠は車輪とレールを縦に切った断面だろう。

両端は、車輪を横から捉えたところか。あるいは、電気回路か。電車は、上方のパンタグラフから電気を取り入れ、動力となるモーターを回し線路に電気を戻して回路を作っている。地下鉄でも、乗り入れのある路線はこの「架空線方式」が採られている。日比谷線、東西線、千代田線、都営地下鉄各線、横浜のグリーンラインなど。一方、地下鉄路線内で完結する場合は「第三軌条方式」という、線路の脇に第三の軌道を引いて、その軌道から電気を取り入れる方式が採られている。東京メトロだと銀座線、丸の内線、あとは横浜市営地下鉄ブルーラインなどだ。両脇の円からレールへの意匠は、何となくで申し訳ないが、この第三軌道方式を図式化したものではないか。

中央上下の付箋のような造形は、東京メトロや都営地下鉄の各路線のイメージカラーに対応しているように見える。黄色は銀座線、赤は丸の内線、青は東西線、青緑は南北線、緑は千代田線である。下段の灰色は日比谷線、紫は半蔵門線。ピンクは都営浅草線、濃紺は都営三田線、濃いめの緑は都営新宿線。大江戸線のワインレッドはないので、まだ開通していなかったとみえる。

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