「KEY TO THE SUN」齋藤智

齋藤智は1936年、長野県生まれの陶芸家、彫刻家。齋藤は、もともとは経済学者を目指していた。1961年に計量経済学を学ぶためにカナダ・マッギル大学に留学するが、カナダの雄大な自然と、その自然と共に生きる芸術家たちと親交を結ぶなか、自らも陶芸家を目指すようになる。同じく陶芸家のルイーズと結婚し、帰国して信楽で陶芸家として活動、さらに、より大きな創作を目指してカナダ・ケベック州の寒村に彫刻のためのアトリエを構え、農産物を育てたり家畜を飼いながら創作に打ち込んだ。2013年没。

この作品からは、ある種の植物をイメージさせられる。滑らかな曲線と剛直な直線を持つ、力強く優しい大地からの贈り物。太陽を志向して成長していく力を感じる。

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