タイトル | In Silence Walking |
作者 | イサム・ノグチ(Isamu Noguchi、野口勇) |
🇺🇸アメリカ 🇯🇵日本 | |
設置場所 | 東京都新宿区 東京都庁第一庁舎3階 |
製作年 | 1972 |
イサム・ノグチは複雑な家庭環境で育った。日本人の父・野口米次郎とアメリカ人の母・レオニー・ギルモアとの子としてアメリカ・ロサンゼルスで生まれたイサムは3歳の時に母とともに日本に移住し米次郎と同居するが、米次郎は別の女性と結婚。母レオニーは、その翌年、イサムの異父妹を出産する。日本に来て最初は野口勇だったが、9歳からはイサム・ギルモアになる。そして、14歳から母の意思でアメリカに送られ、単身で生活する。日本時代は外人と揶揄われ、いじめられた。第二次大戦が始まると収容所に志願して収容されるが他の日系人にスパイと疑われ孤立、収容所を出たいと願いでても日系人ということで拒絶された。
戦後、イサムは本格的に彫刻家として活躍。多くの彫刻作品を残した。
この作品についていえば、過去から未来へと進む着実な時間の流れが造形されているのではないか。悠久の時を生きる実感が、時空を超えて作家と共感できた気がした。
この作品は、都庁の3階の第一庁舎と第二庁舎の間の空中通路にあるので、1階の受付で手続きして館内に入る必要がある。
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