
タイトル | ECHO |
作者 | ローレン・マドソン(Loren Madsen)) |
🇺🇸アメリカ | |
設置場所 | 東京都墨田区 JR錦糸町駅前 |
製作年 | 1997 |
この錦糸町駅前の作品は、音楽の楽譜をモチーフにしている。かなり巨大なものでとても目だっている。宙に浮いている印象的なモニュメントは「へ音記号」。「へ音記号」を吊っているワイヤーは五線譜の五線を表している。説村板が設置されている。
𝄢『エコー』(へ記号)
この作品は「音楽部市墨田区にふさわしいアート作品」という狙いと「駅の循環の場であるロータリー」とを密接に関連させて、様々な音楽的モチーフを用いて構成されています。
従来楽譜には曲線が頻繁に使われています。
この曲線は大変エレガントであり、私はしばしば彫刻にこの曲線をもちいます。
この作品の線を構成するへ音記号の「対」の組み合わせは、協和音と不協和音、クレッシェンドとデクレッシェンド、といった音楽における、「対」の考え方と通じるものです。
協和音は耳に心地よいハーモニーであり、この作品の緊張感とバランスを保った対の形が、駅前広場に「調和」と「一致」をもたらします。
タイトルは、この二つのピースが塔に繋がる5本の五線譜(ケープル)の上で互いに反響しあっているイメージと、低音と高音との共鳴が、音色を生み出す源となるという意味を込め、“ECHO”(エコー)と名付けました。
2つの塔のタイル模様は、偉大なる作家達の主なる音楽史をたどっています。
駅側から見て西の塔は、1500年から1750年まで上から下に向けて示されており、東の塔は、1750年から2000年までを表わしています。西の塔は、各作家のたどる線が、一番南の角から時計と逆方向に巻き付くように描かれています。明るい色の水平線は、100年間を表わしています。
©️1997年
ローレン・マドソン
Loren・ Madsen
モニュメントを吊っている両側の柱は排気口で、この排気口にも、マドソン独自の方法で記載した音楽の歴史が彫り込まれている。1500年から2000の間に活躍した作曲家たちが、いつ頃どんな種類の楽曲を発表したかが記号で彫り込まれている。




墨田区では、1987年に「音楽都市」を宣言し、この作品もその一環として1997年に製作された。マドソンは、アメリカの彫刻家。
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