「高橋元吉」高田博厚

2022.6 撮影
タイトル高橋元吉
作者高田博厚
🇯🇵日本 🇫🇷フランス
設置場所埼玉県東松山市 高坂彫刻プロムナード
製作年1970

高橋元吉は群馬県前橋市出身の詩人。若くして、武者小路実篤や柳宗悦、岸田劉生、萩原朔太郎などと交流があった。1916年に千家元麿らが創刊した同人誌『生命の川』に倉田百三らと参加。1922年に第1詩集『遠望』を刊行する。

高田博厚とも交流があり、1924年には、高橋、高田、尾崎喜八、片山俊彦らで『大街道』を刊行している。

1942年に、亡兄の跡を継ぎ、前橋の書店・煥乎堂の社長になる。煥乎堂は現在も前橋市内に本店を構え、音楽教室や英語教室など、群馬県内に幅広く展開している。

高橋は1965年に亡くなっているので、この彫像は高橋の没後5年目のもの。作製された経緯はわからなかったが、高橋に対する友情が溢れているように思う。

木犀の匂ひ

木犀が咲き出すと
水晶製の空気がどこからともなくながれてきて
すべるように音なくながれてきて
時によるとほかのものがみんな消えてしまって
ただ木犀の匂ひだけが
地球のうへをながれてゐることがある。

前橋子ども公園 文学の小道 高橋元吉詩碑
1975年11月設置

上の詩は前橋市HPよりhttps://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/bunkasupotsukanko/bunkakokusai/gyomu/5/3/5175.html

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