「馬とクーガ」バリー・フラナガン

2022.9 撮影
タイトル馬とクーガ(Horse and Cougar)
作者バリー・フラナガン(Barry Flanagan)
🇬🇧イギリス
設置場所東京都世田谷区 世田谷美術館
製作年1984

バリー・フラナガンは1941年、イギリス生まれの彫刻家。1964年から、アンソニー・カロに師事する。この世田谷美術館には、師匠カロの彫刻も展示してあり、共に鑑賞することができる。

カロは抽象彫刻に力を発揮したが、フラナガンはリアリティのある動動彫刻が多い。しかし、写実というよりアイロニーのこもったシンボリックな動物像だと感じる。

クーガは南米に生息するネコ科の猛獣。ピューマと同じ動物の違う呼び方。しかし、馬に乗っている動物はクーガには見えない。下品なサルのように見える。クーガという名詞はスラングとしても使われており、若い男子を誘惑する年上のご婦人の意味もある。この作品はそちらの意味か。若い駿馬に乗っかって下品に笑う支配欲の強いサルのようなクーガ。馬も嫌がっているようだ。

パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図

コメント

タイトルとURLをコピーしました