「風の環 PAX2001」武藤順九

2023.5 撮影
タイトル風の環 PAX2001
作者武藤順九
設置場所仙台市青葉区 仙台国際センター
製作年2001

この作品は、2000年の仙台開府400年を記念して製作された。伊達政宗は、もともとは出羽国(現在の山形県)の米沢を本拠地にしていた戦国武将だったが、関ヶ原の合戦後の1601年に本拠を仙台に移した。仙台では、新たに城下を整備し、現在の仙台の礎を築いた。

このモニュメントは、仙台市出身でイタリア在住の武藤順九の手によるもの。武藤は1950年生まれ。東京藝術大学を卒業後、イタリアに渡りピエトロサンタにアトリエを構える。1997年に、「風の環 PAX2000」でヴェルシリア賞国際グランプリを受賞。「風の環 PAX2001」は、カステル・ガンドルフォにあるローマ教皇の離宮に永久設置された。これは、バチカン史上初めて宮殿内に抽象彫刻が置かれるという画期的なことだった。

この「風の環 PAX2001」は地元仙台への凱旋披露ともいえる美しい作品。メビウスの輪のように風が輪廻し、明日へのリズムを醸している。

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