「青銅百五十封度陸用加農砲」薩摩藩

2022.6 撮影
タイトル青銅百五十封度陸用加農砲
作者薩摩藩(鋳造)
設置場所東京都千代田区 靖国神社遊就館
製作年1849

この大砲が製作された1849年ごろ、薩摩藩は島津斉彬とその異母弟である久光による家督争いの真っ只中だった。そして、斉彬派が、久光とその母お由羅を暗殺しようとしたお由羅騒動が起こる。暗殺は未然に防がれたが、1851年に斉彬が第11代藩主に就く。このキャノン砲製造の2年後のことだ。斉彬は藩主として富国強兵に務め、様々な改革をすすめ、幕府にも一定の発言力を持った。しかし、1858年に急逝する。享年50歳だった。感染症と言われているが、暗殺説もあるようだ。

第12代藩主は久光の実子・忠義が継ぐが、実権は久光が握った。久光は生麦事件の当事者になり、薩英戦争が起こる原因となった。

封度はポンド。150ポンドのキャノン砲なので、約68Kgの砲弾を発射していた。

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